【風刺】ドブ川を清流に。

現在、昔から「ドブ川」と呼ばれていた各地の川が再生しつつある。当時、一部国民の「税金の無駄遣い」という批判もあったが、環境省は半ば強引に各地のドブ川を整備し始めた。
当時、下水処理施設の全国規模の改良で、飛躍的に川の水質が改善していたことを受けての政策だった。
形状を整えれば、魚や昆虫、川鳥も戻ってくるという理論で、今では珍しい「自然そのもの」を模し、さらに治水面も考慮した工事が推し進められた。
都市部では、アスファルトから直接、排ガス等の粉塵を含んだ雨水が流れ込むのを防ぐ為、さらに下水用水路を増設した。
現在日本は深刻な飢餓と格差差別問題に直面しているが、飢えて死にかけている労働者階級の人々も、各地のドブ川から、ウグイやアユ等を捕まえて、生きながらえる事が出来そうである。
また、「ドブ魚」には、商業的価値も無いと見られているため、企業が参入して利権を求めることも無さそうだ。
ただ、政府は、ドブ魚に手を出しそうな労働者階級には、新たに10%増の税率を課す方針だ。
前年には、各地の街路樹が、栗等の食料が取れる種類に植え替えが完了したばかりであった。こちらも政府がお情けで、労働者階級を生かせる為の政策で、無断で採集しても、罰則はない。
もちろん、今回のドブ川も同様で、無断で魚等を採集できる。

(見事に清流が再現されたドブ川)
一部財界から、「また、負組み優遇か!」などと反対意見もでていたが、さすがに搾取する相手がいないのでは、彼らも存在することは出来ないこともあり、政府に迎合する形で政策が推し進められていた。
ちなみに、労働者階級が「ドブ魚」や、「排ガス木の実」を独占し販売することは禁止されている。
(環境省報告)










