【精神】使えない上司と個性
本日の議題
売り上げを上げる基本は何ですか?
プロローグ
彼女は満面の笑顔で飛び跳ねながら、
「○○クンて独特だね♪」
なんて言われたら、おそらく妙な深読みをせざるを得ないだろう。
彼女は俺のことを馬鹿にしているのか? いや、普通に考えれば軽く馬鹿にしているに違いない。
いや、待て、独特の意味を考えるんだ。独特?独・特。特とは、特別の特じゃないのか!?
特別なのか? 俺という存在は彼女にとって特別なのかー!?
いやいや、待て待て、興奮するな。普通に独特の「特」だろーよ。「独」が特別だと彼女は言いたいんだ。
しかし、お前、彼女は飛び跳ねながら言ったんだぞ?飛び跳ねてるってことは、彼女は嬉しいってことじゃないのか? まさか、まさかー…!
彼女は俺に恋してるのかー?
いや、待て待て、なんでそこまで思考がぶっ飛ぶんだ、オレ!…
…まさか、まさか…!
オレは彼女に恋をしていたのか!
そして、最後に彼は、彼女に告白することになるだろう。いや、ならないだろう。
個性は必要か?
さて、「独特」とは良いことなのだろうか?
独特と言えば、ユニークだとか、個性的なんて言葉とほぼ同意であろう。現在では大体良い意味で取られることが多いだろう。SMAPの「世界で一つだけの花」なんて歌も大ヒットしていたが、そんなこんなで、個性を尊重できる社会へと成長しているといえる。
しかし実情はどうであろう。例えば出世に個性は必要であろうか?実際は、個性など邪魔になる場面が多くはないだろうか。
皆でその場の流れを重視して、力のある人間を持ち上げてはいないだろうか?
もちろん、場の雰囲気を壊せと言うのではない。逆に場の雰囲気を壊すということは、チーム或いはその部署の仕事の能率を落としかねないだろう。士気は結構重要である。
しかし、ゴマすりの才能がある人間が早く上に上がれるのは、どこの会社だろうが、いや、どこの世界だろうが共通ではないだろうか?
今回は「独特」をテーマにしている。確かに「ゴマすり」も個性と言えるだろうが、とすれば「独特」には毒も含まれていると言うことだ。
良いとか悪いとか、そういう括りは出来なさそうである。
ただ、「個性」を生かす管理職、つまり、部下の個性を生かす管理職は出世はともかく、仕事は出来ると言える。
個性を生かすとは?
管理職を経験した人でゴマをすられた経験がある人はいるだろうか?部下にヘコヘコされて気分が良かっただろうか? しかし、ゴマをすられた、つまり、ご機嫌を伺われたあなたは、イコール良い現場に恵まれていない事はないだろうか?
もし、今の文章に合点がいけば、あなたはあまり良い上司として見られては居ないだろう。ゴマすりに気分良くする上司がいる現場の人間関係が正常とは言いがたい。
「良い現場にめぐまれていない」のではなく、「良い現場作りが出来ていない」のではないだろうか?表面上は部下に尊敬されていても、影では「使えない」あつかいされてはいないだろうか?
出来る上司に必要なスキルの一つが完全に欠落していないだろうか?
ここで、「良い」個性を伸ばす事を考えて欲しい。もちろん部下の良い個性である。良い方の独特である。
仕事をさせれば良いのである。
「仕事だったら、毎日やらせてる。」
そうではない。100%を引き出させるのである。部下の環境を整えてやるのである。もちろん金を出して施設を充実させるのも重要だろうが、激ケチ社長に自分が盾となって改革するというならともかく、まあ「良い上司だね」くらいの評価しかもらえないであろう。
もちろん部下の仕事の流れは大体把握出来ているだろうから(出来ていなければ、完全に使えない上司としてあなたの名前が、会社中に広がっていると保障する)部下の行き先を広げてやるのである。障害物をどける努力をしてやるのである。仕事を取り上げるのではない。仕事をしやすいように、環境を整えてやるのである。
忙しいのは解るが、それは新人を除けば全員共通ではないだろうか。「忙しい」に甘えて職場に「マイナス」を与えるのではなく、少し「プラス」に向けてみてはいかがだろうか?
「マイナス」にも「プラス」にも同様に相乗効果がある。「プラス」の相乗効果にチームが乗れば、売り上げも人間関係も気持ちよくなること請け合いである。
追記
さて、言っていることは解るが、そんな簡単に金や時間が割けるものか! 実際の現場に出てみろ!
なんてツッコミを自らいいたくなる内容だったので、念のため追記しておきます。
もちろん、こんな話は単に理想論であり、「従業員の為に施設を充実する。」なんて実際にそんなことが出来るのは、雲の上の大企業に限られるでしょう。
しかし、大切なのは、良くしようとか、サポートしてやろうという心意気だと思います。現場からの叩き上げである方ならわかる筈です。部下の士気は、ほんのささいな事で上下します。
例えば、部下の功績を褒めるとします。
「よく頑張ったな、俺からも礼をいう。ありがとう。」
なんて言われるのと、
「そんな報告はいらないから、こっちの企画はどうなんだ。」
なんて言われるのでは天地の差があるのではないでしょうか?
部下に媚を売れと言っている訳ではありませんが、結果として良い成績が出せるのがどちらかは明白な事実です。
また、例えば重大なミスをやらかした一人の部下が、膨大な仕事をためてしまったとします。
「そりゃお前の責任だろう」なんて言いながら、「こことここの仕事は済ませておいた。お前はそのミスを取り戻すことに集中しろ」
なんて言った日には、部下はあなたに感動さえ覚えるかもしれません。
人間と人間が働いているわけですから、「心意気」や「気持ち」は伝わるのです。
と、同時に、「馬鹿が」とか「つかえないな」なんて気持ちも必ず伝わります。
この「気持ち」一つで職場の人間関係がプラスになるか、マイナスになるかは、想像に難くないことでしょう。
本日の回答
上司と部下の信頼関係を始めとする、社内の協力関係の強化です。
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