ネット上では嫌韓・嫌中思想のネガティブキャンペーンの格好の餌食となっている汚染食品事件。自分の思想を皆に押し付けようと必死だ。中国を批判しないもの、スルーするモノは、すべて非国民に結び付けようと飛躍するから驚きだ。嫌中の人から見れば、私はもしかしたら非国民か、あるいは中国人と言うことになっているのかも知れない。あるいは、私も中国共産党に洗脳された愚かな人間だろうか? 1年ブログをやって、汚染食品問題に触れたことはないし…


 恐ろしい…
 しかし、嫌韓、嫌中思想ではない一般人も、中国由来の食品には恐怖感をもっているのも確かだ。
 それだけ「中国製」にみな不信感を持っている。


現状


 さて、では現状がどのような流れになっているか、少しおさらいをしよう。

温首相「中国、安定成長で貢献」 世界経済フォーラムNIKKEI NET(日経ネット)
乳製品の汚染問題では「我々の現代化の過程で生産管理に問題がまだ多いことや、特に企業道徳や社会倫理を重視すべきであることが明らかになった」と発言。食品に限らず「中国製の製品を世界の人に安心して使ってもらえるものにする」と宣言した。(27日)


食品各社 中国産に見切り メラミン混入 生産体制見直し検討(FujiSankei Business i)
江崎グリコは、中国の子会社「上海グリコ」の原料調達先を変更。全量をオーストラリアとニュージーランド製に切り替えた。
日清食品では、伊利(中国企業)との取引を打ち切ることを検討するとともに、牛乳や乳原料を順次、中国以外から調達していく方針だ。
森永乳業は、中国ハルビンの合弁会社の検査体制を強化する。日本から検査技術者を現地に派遣した。
ビール大手のサントリーも、従来対象となっていなかったメラミンの検査を国内も含めて検討する。
原材料価格が高騰していることもあって、価格が安い中国製の食材を排除することは難しいのが実態。実際、冷凍ギョーザ事件で中国での生産縮小を決めたのは、問題のギョーザを扱った日本たばこ産業(JT)のみ。食品メーカーの間では「農産物の大半は中国に頼っている。これを止めると量の確保が難しく、ほかに代替できる国もない」との声が多い。抜本的な対策に迫られることにもなりそうだ。


合理的とは言い切れない中国製食品の輸入禁止措置[サーチナ]
欧州連合(EU)の欧州委員会は、中国製乳製品から有害物質メラミンが検出された事件をきっかけに、粉ミルクなどが含まれる子供向け中国製食品の輸入を禁止すると発表しました。
中国製食品の輸入禁止の動きはEUに限ったことではなく、世界各国に広がりを見せています。インドとリビアが中国製乳製品の輸入を禁止にしたほか、トーゴ、ベニン、スリナムなど、中国製の何らかの食品を輸入禁止とした国は時間とともに増える傾向にあります。


首相、中国側に食品の安全確保要請へNIKKEI NET(日経ネット)
麻生太郎首相は15日午前の参院予算委員会で、中国製冷凍インゲンから基準を上回る農薬が検出された問題を念頭に「『きちんとした基準をクリアしないと、ノーと言わざるを得ない』と今後も言い続けなければならない」と述べ、中国側に重ねて食品の安全確保を求める考えを示した。


要点


 要約すると、中国共産党の温首相が、自国の非を認め、改善を約束したにも拘わらず、アメリカ、ヨーロッパをはじめとする先進諸国は中国食品に警戒感をあらわにしていると言うことである。
 経済大国にのし上がった中国のトップの言動が全く外的に相手にされていない部分が哀れを誘うが、問題はそこではない。

 中国共産党が自国の非を認めたと言うことが特筆に値するのだ。少々残念なのは、これは非人道的な共産党が瓦解することなく延命してしまう可能性が出てきていることを示唆していることである。
 このまま傍若無人に振舞っていれば、やがて国際社会から中国共産党は淘汰されるはずだろう。しかし、非を認め、改善を約束しているということは、やがて国際社会での「Made In CHINA」の信用を取り戻そうとする動きに転化しているといえるのだ。

 他国のこと等知ったことでなければ、これで日本国も安泰だ。中国で圧政や、言論統制が行われていようが、共産党が自国民に圧力をかけ、安全な食品を生産できるようになり、安く「安全」な中国食品がやがて手に入る時代が来るだろう。
 中国人は急速に国際社会に進出し、批判され、揉まれている。中国人が学習しない馬鹿だとタカをくくるのは大きな間違いだ。日本人と中国人の脳のつくりが違うと言う学説等聞いたことがない。
 経済成長期に世界に揉まれた日本人が、国際社会に適応したように、中国人も適応していくだろう。


 区別でも差別でも、言葉はどちらでもいいが、日本人が、自分が優良人種で、中国人が下等人種等と思わないほうがいい。

 日本人や韓国人と違い、中国人は計算高いと言われる。もたもたしていれば、あっという間に中国がアジアの最主要国と言うことになるだろう。
 嫌韓、嫌中で盛り上がるのも良いが、冷静に情勢をみつめ、どのように彼らを日本の国益に結び付けていくのか考えていかないと、日本の嫌韓・嫌中派の人々は、指をしゃぶりつつ、大国中国の波に飲み込まれていくのをただ眺めるだけの存在になってしまうかもしれない。


追記
【中国製インゲン】被害訴えの多くは勘違い? 厚労省まとめ(MSN産経ニュース)
訴えは問題のインゲンを食べた後、何らかの症状が出たという内容で群馬、茨城、千葉、埼玉、東京、神奈川の保健所に寄せられた。「食べて8時間後にしびれた」「発疹(はっしん)が出た」といった有機リン系農薬中毒にはみられない症状が多かった。一方、食べた直後に瞳孔が縮んで視力障害が出たり、けいれんが起きるといった中毒特有の症状は1件もなかった。

 こういった報道もなされている。恐らく嫌中派の方々は、今度は「産経の報道等捏造だ。売国新聞だ、シミンの工作だ。共産党に屈した反乱分子の捏造だ。」となるのだろうが…
 ならば、あなた方が信頼する媒体は、どこにその信頼する根拠があるのか?
 右系団体の捏造でないといいきれるのだろうか?
 私も朝日新聞社を批判したことがあるので大きな顔は出来ないが、問題は、そのニュースの「どこを読むか」ではないだろうか?

 すべての様々なニュースのなかで、1から10まですべて架空の捏造というものは、非常に少ないだろう。どのニュースにも、事実の一片は隠されているはずである。

追記2
 申し訳ない、もう一つ追記をさせて頂きます。
 最近私は、国益がどうの、エコがどうの、戦争がどうのと、極めつけはトップのリンクが保守系サイト。もしかして方向転換をしたのかと思われている方がいらっしゃるかも知れませんが、残念ながら、そうではありません。
 なるべく保守的な見方から説明した方が分かりやすいかと取った形です。それぞれの立場になるべく近づけるように、少しでもその立場に近づいて考えるのが私の手法です。
 私は国益もそうですが、なにより民衆益を重視したい考えに変化はありません。
 別段、民衆が体制側に取って変わって欲しいという望みがある訳ではありませんが、ですが、今の世界は余りに理不尽が過ぎませんか?
 ブッシュが、麻生が、少しだけでも、ほんのほんの少しだけでも考えてくれたら、どれだけ人生を楽しく生きられる人が増えるのか…
 戦闘機一機分でも良い、ミサイル一発分でもいい。焼け石に水でも良いじゃないですか。例え結局無意味な行為でも良いじゃないですか。不公平になってもいい。それだけでも何かの援助に回してくれたら…
…出してる?


 ならば、もう少しだけでも良いから、有益にお金が回るシステムを保護してくれれば…
 無意味に大金を投げ出して、ハイ終了。
…それでは…
2008.10.22 Wed l 有名な社会問題 l COM (0) TB (0) l top ▲
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